今回もMaison&Objetのために、パリを訪れました。
展示会前日、いつも立ち寄るボンマルシェを覗いてきましたが、
LE GRAND EPICERIEの食品館が全館大規模リニューアルしていました。
デパートの食料品売り場とは思えないほどスタイリッシュで、
何かの展示会場?と思うくらいです。
お水の陳列には眩いばかりの光をあて、透明の美しさを演出。
鮮魚コーナーも、貝や魚がまるでタイル絵のよう。
『見せること』に集中したディスプレイでした。
パティスリーが美しいのは勿論、感心したのは、卵の陳列。
カラフルな容器に自分で選んで入れる。アートです。
野菜や果物のコーナーはトラックが置いてあり、
天井からは光が差し込むようなライトで演出・・・
以前の高級食料品売り場から、まるでギャラリーになったようです。
置いてある食材はというと、パリでも手に入りくいものを一挙に集めているようで、
こだわりのものを求めるお客様をターゲットにしています。
Musee de Orangerie オランジェリー美術館
ゆっくり、フランスの印象派の画家の絵を見に行きました。
前回行った時は日本にお引越しで見れなかったモネの睡蓮の部屋を
やっと鑑賞することができました。
もともとチュイルリー宮殿のオレンジ温室だったそう。
こちらも数年前にスタイリッシュにリニューアルし、光差し込む美術館となっています。
モネの部屋は2つあり、それぞれ4枚の絵が360度パノラマの世界で観ることができます。
以前に行ったジヴェルニーのモネのアトリエの庭にある睡蓮の池が蘇ってきました。
階段を下りるとフランスの印象派の画家たちの絵を見る事ができます。
初めにゴーギャンが出迎えてくれ、続いてルノワールやセザンヌ、モディリアニ、ユトリロ、ピカソなど
それぞれの素晴らしさに見入ってしまいます。
こちらはユトリロの部屋、パリを愛した画家だけあって哀愁が漂ってきていいですね~
こちらは、美術館ができるまでの模型です。
空間と模型とのコントラストが面白く素晴らしかったです。
パリの子供たちは、こうやって小さい頃から本物を見て育つのですね。
先生の言うことを聞いて皆おとなしくしてました。
改めて、日本はやはり日本の美しさを子供の頃から見せるべきと思いました。
いつまでもいたい気持ちで名残惜しいですが、表へ・・・
公園や美術館の周りをジョギングしている人が目立っていました。
公園の像の上に鳥が止まって動きません。